大上段【だいじょうだん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
大上段

【読み方】
だいじょうだん

【意味】
(剣道(ケンドウ)で)剣を頭の上にふりかぶるかまえ。「―にかまえる」相手を威圧(イアツ)する態度。「論理を―にふりかざす」問題を大きく考える態度。「何をすべきかと―に論じる」

【語源由来】
剣道の大上段という構え方の名前からなる。この、相手を威圧するようすから日常でもそのような態度の人に用いられることば。

【類義語】
威嚇・脅す・熟慮


大上段(だいじょうだん)の使い方

ともこ
どうして、ああいう物の言い方しかできないのかしら?
健太
ともこちゃん、珍しく感情的になっているね、どうしたの?
ともこ
私の先生の話なんだけど、質問をしに行った生徒に、大上段に「プリントを見れば分かるはずだ。」なんて、何も教えてくれなかったのよ!!
健太
あー。あの先生ね…。確かに普段から上から目線だよねぇ…。(ものすごい形相で言い返してるともこちゃんも負けてないと思うけどね…。)

大上段(だいじょうだん)の例文

  1. 私の上司は、どんなときでも大上段な態度を取らないので相談しやすい。
  2. 異動前の部署では、少々大上段なやり方で部下からクレームをつけられたので指導方法を省みた。
  3. 彼は持論を大上段に振りかざすが、理想論の他ならない。
  4. 祖父の大上段に構えた姿勢は近所の悪童にも一目置かれている。
  5. この度の国難に何が正しいのかと大上段に論じている批評家は視点を変えてみるべきだ。
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