【三字熟語】
突拍子
【読み方】
とっぴょうし
【意味】
(―もない)=調子のはずれた。常識をはずれた。とんでもない。「―声・―ことをする」
【語源由来】
「突拍子」の「拍子」は平安・鎌倉時代に流行した「今様(いまよう)うた」のリズムのことである。七五調で長いなだらかなリズムが基本だが、突然、音程を上げ元に戻すという変化をつけて楽しんだ。この部分を『突拍子』と呼んだ。ここから、調子はずれた意外なことに用いられた。
【類義語】
意外性・予想外・思いがけなさ・型破り
突拍子(とっぴょうし)の使い方
あら、健太くん何か落ちたわよ。ん?何のランキング?
わー!ともこちゃん見ちゃダメ!!
やだー!健太くんクラスの女の子のランク付けなんてしてるのー?へー、一位はこの子なんだぁ。タイプなのねぇ。へぇ。
いやぁ。クラスのみんなの意見なんだけどね。この子は何だか天然で授業中でも突拍子もないことをするんだけど、ホワンとしていて…かわいいんだ。
突拍子(とっぴょうし)の例文
- 三歳の息子の「お魚になりたい」と突拍子もなく口走るときの表情がかわいくてたまらない。
- 彼が突拍子もなく宇宙の話を始めると止まらなくなるのでそれを合図に席を立つ。
- 彼女の突拍子のないアイデアに漫然とした企画会議が色めき立った。
- 彼は海外の突拍子もないゴシップネタが好きそうだった。
- 考え事をして歩いていたので目の前に現れた人影に驚き突拍子もない声で叫んでしまった。