土地勘【とちかん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
土地勘

【読み方】
とちかん

【意味】
(警察用語)―がある=(犯人が)その土地の事情を知っている。

【語源由来】
元は警察で「土地鑑のある」などと使われていた「土地鑑」の表記が正しいようです。この「鑑」には「省みるための手本や前例・資料をもとに手本にする・点検し、見分ける、その証拠」などの意味が含まれています。つまり、その土地に対して「鑑」した情報や知識がある者のことを指したようです。しかし、一般的には自分たちが住む土地のことは感覚で分かることから「勘」の字を当てる方が身近であったとし、転じ『土地勘』となったのではないかと考えられています。

【類義語】
嗅覚・山カン・地の利がある


土地勘(とちかん)の使い方

健太
ともこちゃん!事件だよ!!
ともこ
健太くん大げさねぇ。それって学校で片方の靴がなくなる話でしょ?それでも結構な人数が被害にあってるから事件と言えない事も無いかぁ…。
健太
そうだよ!!捜査の結果、色々な事実が判明してるんだ。白昼堂々とした犯行。先生や一部の子しか通らない廊下の隅に落ちた盗まれた靴。犯人は土地勘のある者だ!!
ともこ
猫よ!猫。野良猫が靴を咥えて逃げていくのを私見たことあるから。じゃ、解決ね。

土地勘(とちかん)の例文

  1. この犯人二人組の動きには土地勘があることが分かる。
  2. 何度も訪れた土地らしくこの辺りに土地勘のある彼が頼りだ。
  3. 初めて訪れた土地にもかかわらず なぜ彼女にこの辺りの土地勘があるのか不思議でならなかった。
  4. 方向音痴の私でも一年も暮らせば新しい街の土地勘も掴めるというものだ。
  5. 配達員のバイトでもしようかと思ったが地元の土地勘がある方という条件で余所者の私には無理だった。
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