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善後策【ぜんごさく】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
善後策

【読み方】
ぜんごさく

【意味】
あとしまつの手段。「―を講ずる」

【語源由来】
中国の書物『孫子』に由来すると言われています。この書物のなかに「不能善其後矣」という一文があります。この意味は、事が終わったあとを良い状態・状況にすることを言います。その状態・状況にするために考えを練ることを意味して「善後策」となりました。

【類義語】
対応措置・具体策・改善措置・拙策


善後策(ぜんごさく)の使い方

健太
よし、いいか?テストの日にちを延ばす作戦をしくじったのは先生のプライベートが関わっているはずだ……。君に探りを入れるようお願いしたが、どうしてこうなった?

ともこ
ちょっと!健太くん!真剣な顔をして何を話し合ってるのかと思ったら!ろくなことじゃないわね!!

健太
ともこちゃん、しばらく静かにしてくれないか?次のために善後策を練っているところなんだ。

ともこ
私に見つかったことの善後策を考えた方がいいわよ……。

善後策(ぜんごさく)の例文

  1. 店で起こった事件で風評被害が出ないように、オーナーと善後策の相談をする。
  2. 無駄な分裂が起きぬように、今回の騒動の善後策を考える。
  3. お家存続のための善後策であったが、みな沈鬱な空気を取り払えないでいる。
  4. こういうときは下手に動かず、籠って善後策をひねり出すことが最善だ。
  5. 犯罪被害に遭い精神的なショックから善後策を考える余裕などない。
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