千羽鶴【せんばづる】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
千羽鶴

【読み方】
せんばづる

【意味】
折り紙で、ツルの形をたくさん折ってつないだもの。たくさんのツルの形をあらわした模様。

【語源由来】
折り紙の鶴を糸で千羽連ねたものを言います。非核の象徴でもあり、願いを込める象徴となったのは、広島平和記念公園にある『原爆の子の像』のモデルの『佐々木貞子(ささきさだこ)さん』が、被ばくで亜急性リンパ腺白血病を患い、入院中にお見舞いでもらった鶴を受け取ってから、鶴を折れば元気になると信じて千羽折り続けた(実際は二千羽以上とも言われています)ことに由来されると思われます。

【類義語】
折り鶴・折り紙・千代紙


千羽鶴(せんばづる)の使い方

健太
明日は慰霊祭だね…。
ともこ
そうね、健太くんは鶴を何羽折れた?
健太
頑張って二十羽折ったよ。お母さんが見るに見かねて手伝ってくれたけど。
ともこ
私は五十羽折ったわ。こういったものは気持ちが込められていれば下手でもいいと思うのよ。千羽鶴は願いの象徴でもあるからね。

千羽鶴(せんばづる)の例文

  1. 北の大地で見たタンチョウが群れをなして飛び立つ光景を、この千羽鶴を見て思い出す。
  2. 成人式の振袖に、と千羽鶴の柄の着物を祖母が送ってくれた。
  3. 持病を悪化させ入院している祖母に千羽鶴を届けたら泣いて喜ばれた。
  4. わが子が小さな手で折った千羽鶴を見て幸多かれと願う。
  5. ツルの折り方も知らなかった夫がごつごつした手で仕上げた千羽鶴を愛おしく眺める。
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