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兎葵燕麦【ときえんばく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
兎葵燕麦

【読み方】
ときえんばく

【意味】
名ばかりで実のないもののたとえ。

【語源・由来】
「兎葵」は草の名、いえにれ。「燕麦」はからすむぎ。

【典拠・出典】
新唐書』「劉禹錫伝」

【類義語】
菟糸燕麦(としえんばく)
有名無実(ゆうめいむじつ)

兎葵燕麦(ときえんばく)の使い方

健太
校長先生は兎葵燕麦だよね。
ともこ
そうね。一番偉いはずなのに、それは名ばかりで権力を握っているのは教頭先生よね。
健太
校長先生にはもっとしっかりしてもらいたいよね。
ともこ
本当にね。

兎葵燕麦(ときえんばく)の例文

  1. 兎葵燕麦な法律は撤廃してしまいましょう。
  2. 部長という肩書はあるけれども新設の部署だから部下はいないし、兎葵燕麦です。
  3. テニスサークルとは名ばかりの兎葵燕麦、合コン三昧のサークルです。
  4. 有給制度は兎葵燕麦、多忙すぎて申請取得することはできません。
  5. より良いものにしようとルールを作ったまではいいけれども、兎葵燕麦、有名無実化しています。

まとめ

燕麦は別名からすむぎ、食用に適さないと考えられていたので「からす」と名付けられていますが、現代では体にいいといわれ、口にする人が多いです。

ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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