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斗斛之禄【とこくのろく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
斗斛之禄

【読み方】
とこくのろく

【意味】
わずかな俸禄。

【語源・由来】
一斗と一石、ます、わずかという意味。

【典拠・出典】
韓愈「祭十二郎文」

【類義語】
・斗升之禄(としょうのろく)

斗斛之禄(とこくのろく)の使い方

ともこ
私は今度のゴールデンウィークに、家族でハワイに行くの。健太くんはどこかに行くの?
健太
僕の父さんの給料は、ともこちゃんのお父さんと比べて斗斛之禄だからハワイなんて行けないよ。
ともこ
じゃあ、家で過ごすの?
健太
そうだね。ぼーっと日本の格差社会化について考えてみるよ。

斗斛之禄(とこくのろく)の例文

  1. 斗斛之禄で苦しい生活だったはずなのに、父さんは僕の留学費用を捻出してくれました。
  2. 若いころは斗斛之禄、安月給だったのでよく土手の草を摘んできて食しました。
  3. 斗斛之禄老後の生活どころか、明日の生活すら危うい状態でした。
  4. 働けど働けど斗斛之禄だったので転職活動をすることにしました。
  5. 斗斛之禄だったけれども、家族全員で支え合って、あれはあれで幸せな時間でした。

まとめ

斗斛之禄といわれている低所得層、年収300万円以下の労働者は全体の約四割を占めています。これはアルバイトやパートを含むので一概にワーキングプアの数と同値ではありませんが、少なくない数値です。

ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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