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蛙鳴蝉噪【あめいせんそう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

蛙鳴蝉噪

蛙鳴蝉噪の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
蛙鳴蝉噪

【読み方】
あめいせんそう

【意味】
むだな表現が多い下手な文章やつまらない議論をさしていう言葉。無用の口論をさしてもいう。

四字熟語の博士
「蛙鳴蝉噪」という四字熟語は、大騒ぎを起こしながらたくさん話すことを表しているんだよ。
これは、内容が浅くてあまり意味のない話や議論を揶揄からかするときに使われる表現なんだ。
助手ねこ
つまり、「がやがやとうるさいだけで、中身のない話をする」ってことやな。
意味のない議論をただ騒々しくするだけ、それが「蛙鳴蝉噪」なんやな。
これは、「しっかりとした議論をする大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【語源・由来】
蛙(かえる)や蝉(せみ)がやかましく騒ぎたてても何の役にもたたない意から。

【典拠・出典】
韓愈「平淮西碑」

【類義語】
蝉噪蛙鳴(せんそうあめい)
驢鳴犬吠(ろめいけんばい)

【英語訳】
fruitless argument

fruitlessは「無益な」という意味の形容詞。argumentは「議論」という意味の名詞。
英文例
その会議は蛙鳴蝉噪に終わった。The meeting was fruitless argument.

蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)の解説

カンタン!解説
解説

「蛙鳴蝉噪」っていうのは、あまり意味がなくて、内容がないけど、とにかく騒がしい議論や文章のことを指すんだよ。例えば、人々がうるさいだけで、大切なことが何一つ言われていないような議論や、うまく書けてない文章を表すんだ。

それって、カエルやセミがガヤガヤと鳴いてるように、うるさいだけで特に役立つことがない、っていう意味なんだ。「噪」っていうのは、騒がしく鳴くっていう意味だよ。

この言葉の出どころは、蘇軾そしょくっていう人が書いた詩から来てるんだ。でも、使い方は大事だよ。誰かの話や文章を批判するときに使う言葉だから、注意しながら使ってね。

蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)の使い方

ともこ
今日のクラス会は疲れたわねぇ
健太
ほんと、まともな意見はひとつも出なかったのに、言い争いばかりしてたね
ともこ
蛙鳴蝉噪な会議ほど、不毛なものはないわ
健太
次は来週だよ。もう少し内容があるクラス会になるといいね

蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)の例文

例文
  1. 連日連夜、蛙鳴蝉噪な会議ばかりだと、いい加減嫌気がさしてくる。
  2. 彼の作文は蛙鳴蝉噪な内容で、言いたいことがさっぱり伝わらない。
  3. 蛙鳴蝉噪な会議にならないよう、しっかりとした資料を作らなければ。
  4. 司会進行役が慣れてなかったせいもあって、予想通り蛙鳴蝉噪な会議になった。
  5. 彼女から作文の添削を求められたが、蛙鳴蝉噪すぎてどこを指摘して良いのかもわからない。

蛙鳴蝉噪の文学作品などの用例

  1. 成程彼輩においては二十三年までは国会とか憲法とか蛙鳴蝉噪するの自由を有することもあるべし。<徳富蘇峰・明治二十三年後の政治家の資格を論す>

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