著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

兎走烏飛【とそううひ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
兎走烏飛

「烏飛兎走」(うひとそう)ともいう

【読み方】
とそううひ

【意味】
歳月がせわしく過ぎ去ること。

【語源・由来】
うさぎは月にすみ、からすは太陽にすむといわれ、歳月にたとえる。

【典拠・出典】
荘南傑「傷歌行」

【類義語】
・烏兎匆匆(うとそうそう)
露往霜来(ろおうそうらい)
烏飛兎走(うひとそう)
光陰如箭(こういんじょぜん)

兎走烏飛(とそううひ)の使い方

健太
もう卒業するだなんて信じられないね。
ともこ
本当よね。昨日入学したばかりの気分だわ。兎走烏飛って本当よね。
健太
卒業までの時間に、僕は何かをなし遂げることができたんだろうか。
ともこ
健太くんは、さぼって眠って怒られてばかりだったわよね。時間の無駄遣いっぷりがすごかったわ。

兎走烏飛(とそううひ)の例文

  1. あっという間に年老いて、兎走烏飛、光陰矢の如しって本当だ。
  2. 店をオープンしてから軌道に乗せるまで、あまりに一生懸命だったから、この五年間が兎走烏飛でした。
  3. 人生を振り返ってみると兎走烏飛でした。
  4. ハイハイしていたあの子がもう成人式だなんて兎走烏飛、歳月が経つのははやいものだねえ。
  5. 兎走烏飛というから、時間を大切にしてこの人生を生きていきたいです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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