著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

浮瓜沈李【ふかちんり】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
浮瓜沈李

「瓜を浮かべて李を沈む」とも読む。

【読み方】
ふかちんり

【意味】
夏の優雅な遊びをいう。

【語源・由来】
魏文帝の文より。水に瓜を浮かべ、李(すもも)を沈めること。

【典拠・出典】
文選』曹丕「与朝歌令呉質書」

浮瓜沈李(ふかちんり)の使い方

ともこ
今はやりのナイトプールって浮瓜沈李よね。
健太
日焼けをする心配がないし、夜でもひどく熱い熱帯夜が増えているから夜のプールっていいよね。
ともこ
健太くんは、普段は外を走り回っているのに日焼けをしたくないの?
健太
僕は日焼け止めをしっかり塗って、美白を心がけているんだよ。

浮瓜沈李(ふかちんり)の例文

  1. 夏の夜にする線香花火は浮瓜沈李、とても風流な遊びです。
  2. 鴨川の納涼床で食事をするのは浮瓜沈李で、夏になると毎年行くことにしています。
  3. 屋台船に乗りながら隅田川の花火を見るのは浮瓜沈李、最高の贅沢ですが、スカイツリーから見下ろす花火も乙ですよね。
  4. 高原の清らかな川で涼をとりながらバーベキューをするなんて浮瓜沈李、最高に夏を楽しんでいる気がします。
  5. 浮瓜沈李を楽しまないで、この猛暑は乗り切れないしやっていられないと思います。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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