【四字熟語】
蹈常襲故
「常を蹈んで故を襲う」とも読む。
【読み方】
とうじょうしゅうこ
【意味】
今までのやり方を受け継いでそのとおりにしてゆくこと。
【語源・由来】
「蹈」はしたがう、守る。「襲」はうけつぐ、つぐという意味。「蹈襲」と略し、現在では「踏襲」の形で用いられる言葉。
【典拠・出典】
蘇軾「伊尹論」
【類義語】
・循常習故(じゅんじょうしゅうこ)
・蹈常習故(とうじょうしゅうこ)
蹈常襲故(とうじょうしゅうこ)の使い方
おばあちゃんが亡くなって一年が経つんだ。
もうそんなに経つのね。
おばあちゃんが大事にしていた伝統的な暮らしを蹈常襲故して、日々の暮らしでおばあちゃんの存在を感じながら生きているんだ。
それはおばあちゃんも喜びそうね。
蹈常襲故(とうじょうしゅうこ)の例文
- 蹈常襲故して、300年の歴史と伝統そして味を守り抜いてきました。
- 新しいことをやるのではなく、前の町会長さんを蹈常襲故することにしました。
- 家業を継ぐことになりましたが、当面は父さんを蹈常襲故して学ぼうと思います。
- 蹈常襲故を心がけることが、伝統を次世代に伝えることにつながります。
- この会社の存続のために、蹈常襲故しつつ、売り上げ増加のために新しいことも手掛けていきたいです。