【四字熟語】
屋下架屋
注意 「架屋」を「家屋」と間違えないようにしましょう。
【読み方】
おくかかおく
【意味】
無駄なことを繰り返すことのたとえ、重複して無駄なことのたとえ。
真似など二番煎じの独創性に乏しいものたとえ。
【語源・由来】
「屋下」は屋根の下の意味で、「架屋」は屋根を架けることの意味です。
屋根の下にさらにもう一つ屋根を架けるような、無用なことをするという意味です。
屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)と訓読みします。
本来「屋下に屋を架す」が正式ですが、現在では「屋上屋を架す」(おくじょうおくをかす)が一般的に使われます。
同じ意味で「屋根屋を重ねる」(おくじょうおくをかさねる)もよく使われます。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・屋上架屋(おくじょうかおく)
・畳牀架屋(じょうしょうかおく)
・牀上施牀(しょうじょうししょう)
・頭上安頭(とうじょうあんとう)
【英語訳】
a bystander’s vantage
bystander’s vantage point
gilding the lily
adding redundant things
屋下架屋(おくかかおく)の使い方
昨日放課後みんなで教室を掃除したのに、なんで今日の朝また掃除しないといけないの?
しょうがないよ、決まりだもの。
まだ十分綺麗じゃない、まさに屋下架屋だよね。
僕もそう思うけど、従うしかないよね。
屋下架屋(おくかかおく)の例文
- 経費削減のためには、各部門ごとで重複した業務がないか、つまり屋下架屋になっているかを洗い出す必要があります。
- 前任者のやり方を踏襲しても新しい価値は生み出さない。屋下架屋となるばかりでしょう。
- 念には念を入れてしているのかもしれないが、二人同じような仕事をしているようであれば、それは屋下架屋というものだ。
- まるで同じようなことで、屋下架屋だ。
- 屋下架屋となる二度手間は厳禁だ。
まとめ
屋下架屋(おくかかおく)の意味は「無駄なことを繰り返すことのたとえ、重複して無駄なことのたとえ、または真似など二番煎じの独創性に乏しいものたとえ」です。
屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)と訓読みします。
本来「屋下に屋を架す」が正式ですが、現在では「屋上屋を架す」(おくじょうおくをかす)が一般的に使われます。
同じ意味で「屋根屋を重ねる」(おくじょうおくをかさねる)もよく使われます。