盈盈一水【えいえいいっすい】の意味と使い方や例文（語源由来・出典・類義語・英語訳）

【四字熟語】
盈盈一水

【読み方】
えいえいいっすい

【意味】
男女が思いを交わしながら会うことができない苦しみやつらさをいうたとえ。

【語源・由来】
水が満ちあふれた一筋の川にへだてられた意から。「盈盈」は水が満ちあふれるさま。また、女性の容姿がしなやかで美しい形容。「一水」は一筋の川。天の川でへだてられた牽牛（けんぎゅう）と織女（しょくじょ）の七夕伝説に由来することば。「盈盈一水の間（かん）」の略。

【典拠・出典】
『文選』「古詩十九首」

【類義語】
・一水盈盈（いっすいえいえい）

【英語訳】
pain of that cannot see each lover

盈盈一水（えいえいいっすい）の使い方

この間観に行った映画がすっごく感動的だったのよ

いいなあ、どんな映画を観に行ったの？

恋愛ものなんだけど、主人公の女の人が運命にもてあそばれて、恋人の彼と離れ離れになって会うこともできない、盈盈一水のストーリーだったのよ。めちゃめちゃ泣いたわ

恋愛ストーリーか。ぼくはやっぱりアクションものの方がいいかな

盈盈一水（えいえいいっすい）の例文

1. その映画は、男女の悲恋を描いた盈盈一水のストーリーがうけて、記録的な大ヒットとなった。
2. 彼が来月転勤になる。いままで毎日会っていたのにこれからは会いたくても会えない。盈盈一水の恋を続けていく覚悟をしなければ。
3. 盈盈一水はロマンチックであこがれるが、実際自分がそうなるのは、やっぱり嫌だ。
4. 彼は長年にわたる盈盈一水をのりこえて、ついに彼女と結婚した。
5. 彼とは旅行先で出会って恋におちた。お互い住んでいる場所が遠くはなれているので盈盈一水になるのはわかっていたのだが、とめられなかった。