【四字熟語】
鬱鬱怏怏
【読み方】
うつうつおうおう
【意味】
不平不満があり、気分がすっきりせず楽しくないこと。
【語源・由来】
「鬱鬱」は草木が盛んに茂り影を作る様子から、心が塞いで楽しくないさま、気分の晴々しないさま。「怏怏」は不平で満足しないこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・陰陰滅滅(いんいんめつめつ)
【対義語】
・一味爽涼(いちみそうりょう)
・鬱鬱勃勃(うつうつぼつぼつ)
【英語訳】
gloomily
cheerlessly
melancholily
例文
Because of the accident, he moped his time away.
その事件のせいで彼は鬱鬱怏怏とした日々を送った。
Because of the accident, he moped his time away.
その事件のせいで彼は鬱鬱怏怏とした日々を送った。
鬱鬱怏怏(うつうつおうおう)の使い方
はぁ…はーあ…ふぅ…
暗い顔してため息ばかりついて、どうしちゃったのよ。その鬱鬱怏怏とした空気のせいで、見ているこっちまでどんよりして来るわ。
彼女がさ、最近冷たいんだよ。手をつなごうって言うと恥ずかしいって嫌がるんだ。あぁ…僕のこと嫌いになったのかなあ。
はあ?あんたは幼稚園児かっての。そんなことぐらいでため息ついてるんじゃないわよ!女々しいったらありゃしない。
鬱鬱怏怏(うつうつおうおう)の例文
- 簡単に捕まると思われていた犯人だったが、あと一歩のところで裏をかかれて逃げられてしまった。事態を甘く見過ぎていたことによるミスは明らかで、署内には鬱鬱怏怏とした空気が漂った。
- 余命宣告を受けてから鬱鬱怏怏と暮らしていた父だったが、何のきっかけがあったのか、急に人と交わるようになり笑顔が増えてきた。
- 哀れなヒロイン気取りで鬱鬱怏怏しているのは勝手だが、君がやらなくてはならない仕事はまだ残っているんだ。さっさと切り替えて働きなさい。
- 気分というものは伝播するようだ。このところ鬱鬱怏怏としてふさぎ込んでいる彼のせいで、皆なんとなく気分が沈んでいる。