著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

絶巧棄利【ぜっこうきり】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
絶巧棄利

【読み方】
ぜっこうきり

「巧を絶ち利を棄つ」とも読む。

【意味】
文明によって人為的に作られたものをすてて、自然に戻ること。

【語源・由来】
「絶巧」は巧みに作られた道具を絶つこと。「棄利」は便利なものを棄てるという意味。

【典拠・出典】
老子』「一九章」

絶巧棄利(ぜっこうきり)の使い方

健太
このキャンプ場は絶巧棄利を体験できる施設として人気があるんだって。
ともこ
へえ。確かに電気もコンロもないわね。
健太
マッチもないんだよ。
ともこ
ええっ。それは大変ね、火から興さないとだめなのね。

絶巧棄利(ぜっこうきり)の例文

  1. 電気のない絶巧棄利の生活なんて考えられないけれども、無駄を省いて節電をすることはできます。
  2. おじさんは山の中にコテージを建てて絶巧棄利の生活をしていますが、意外と快適なんだそうです。
  3. ウォシュレットトイレになれてしまった僕は、絶巧棄利の生活なんて考えられません。
  4. 絶巧棄利の生活ができないと、調査研究のためとは言え、ジャングルに長期滞在はできないと思うよ。
  5. 冷蔵庫も冷暖房もない絶巧棄利な生活を送ったら、三日ともたない気がします。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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