著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

十年一剣【じゅうねんいっけん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
十年一剣

【読み方】
じゅうねんいっけん

【意味】
長年武芸の修養をつんで、力を発揮する機会を待つこと。

【語源・由来】
十年の間、一ふりの剣を磨き続けるという意味から。

「十年、一剣を磨く」の略。

【典拠・出典】
賈島「剣客」

十年一剣(じゅうねんいっけん)の使い方

ともこ
健太くん。今日は因縁の対決ね。完敗して悔しい思いをした彼との再戦ね。
健太
あの日彼に負けて以来、十年一剣、ひたすら努力し続けてきたんだ。今日こそ勝つぞ。
ともこ
負けたら、また十年一剣を磨かないといけないもんね。
健太
勝っても負けても十年一剣の精神で、これからもさらにがんばり続けるよ。

十年一剣(じゅうねんいっけん)の例文

  1. 将来来たるべきチャンスに備えて、十年一剣、厳しい修行に耐えてきました。
  2. 十年一剣、僕の今までの努力は、この日のためにあったんだ。
  3. 十年一剣の決意で、僕は武道に取り組み、向き合っていきます。
  4. 健太くんは、十年一剣の精神で、ともこちゃんを討つ機会を虎視眈々と狙っていました。
  5. 十年一剣の思いを胸に努力し続ければ、かなわない夢はないんだけど、たいていの人は途中でくじけてしまうんだよ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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