衣錦尚絅の意味(語源由来・出典)
【四字熟語】
衣錦尚絅
【読み方】
いきんしょうけい
【意味】
才能や徳を外にあらわに出さないこと。錦を着てその上に薄絹をかける意。
えー、それは「すごい能力やいいところを、ひっそりと持ってて、わざと見せない」ってことやな。
錦の上に薄絹をかけて、キラキラしてるのを隠すように、自分のすごさを秘密にするねんな。
この言葉、自慢せずに地味に行動する大事さを教えてくれるんやな。
錦の上に薄絹をかけて、キラキラしてるのを隠すように、自分のすごさを秘密にするねんな。
この言葉、自慢せずに地味に行動する大事さを教えてくれるんやな。
【語源・由来】
「尚」は加える、添え着すること。「絅」は薄いうちかけ。
【典拠・出典】
『中庸』「三三章」
衣錦尚絅(いきんしょうえい)の解説
カンタン!解説
「衣錦尚絅」っていうのは、自分の特技やすごいところを他の人に見せずに隠すことを意味しているんだよ。例えば、とっても得意なことがあっても、それをわざと他の人に見せないで、ひっそりとしている状態を指すんだ。
この言葉の由来は面白いよ。錦っていうのは、キレイな模様の織物のこと。でもこの言葉では、そのキレイな錦を着た上に、薄絹っていう薄い布をかけて隠してしまうイメージなんだ。だから、すごいところや特技を隠してしまうことを、このような言葉で表現しているんだね。
「尚」というのは、何かを足したり、追加すること。そして「絅」は、薄い布のことを指しているんだよ。だから、錦の上に薄い布をかける、というイメージが「衣錦尚絅」という言葉の背景になっているんだ。
衣錦尚絅(いきんしょうえい)の使い方
ともこちゃん。見て見て。今回のテストで初めて二桁の99位になったよ。今まで三桁ばかりだったから、とてもうれしいよ。ともこちゃんは?
あっ。勝手に見ないでよ。
うわあ。一位だあ。すごいね。何で自慢しないの?
衣錦尚絅よ。自慢するなんて格好悪いわ。
衣錦尚絅(いきんしょうけい)の例文
- 衣錦尚絅、彼女は姉が芸能人であることを自分からはひけらかさない。
- 衣錦尚絅、彼女はとてもきれいなのに、目立たない様に地味にしています。
- 衣錦尚絅、彼はテストで満点を取ることが出来るのに、いつもわざと間違えます。
- 衣錦尚絅、彼はバレンタインの日にたくさんのチョコをもらうけど見せびらかしません。
- 衣錦尚絅、彼は、町で一番のお金持ちだけど、鼻に掛けません。
文字通り、美しい錦の衣装を着て、その上から薄い絹で覆ってしまうようなイメージがあるんだ。