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一行三昧【いちぎょうざんまい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

一行三昧の意味(語源由来・出典・類義語)

意味

【四字熟語】
一行三昧

【読み方】
いちぎょうざんまい

【意味】
心を一つにして仏道修行に励むこと。

四字熟語の博士
「一行三昧」という四字熟語は、仏教の修行の中で、一つの方法に絞ってそれに集中して取り組むことを表しているんだよ。
ある一つのことに専念し、それに没頭するという意味があるんだ。
助手ねこ
ほんなら、それは「一つのことに集中してやり続ける」ってことやな。
たとえば、野球で言えば、ピッチングに集中して特訓する、みたいな感じやな。
これは、「何かを上達させるためには集中力が大切や」って教えてくれる言葉やで。

【語源・由来】
仏教語で「一行」は一事に熱中すること。「三昧」は仏道の修行に一心になる意。とくに念仏三昧のことを言う。

【典拠・出典】
文殊説般若経

【類義語】
念仏三昧(ねんぶつざんまい)

一行三昧(いちぎょうざんまい)の解説

カンタン!解説
解説

「一行三昧」っていう言葉は、仏教で使われるんだよ。特に、修行の一部として、一つのことだけを決めてそれに集中することを表すんだ。「一行」っていうのは、一つの事に全力で取り組むことを言うんだよ。

それから、「三昧」っていうのは、集中力がすごく高まって、心がすごく安定してる状態のことを言うんだ。それで、「一行三昧」っていうのは、一つのことだけをやって、それにすごく集中して、心を落ち着ける修行のことを言うんだよ。

特に、「念仏三昧」とかっていうのは、「南無阿弥陀仏」って唱え続けて、そのことだけに集中する修行を指すんだ。ちなみに、「昧」っていう字を「味」や「眛」などと間違えて書かないように注意してね。

この四字熟語の由来は、『文殊説般若経もんじゅせつはんにゃぎょう』っていう経典から来てるんだよ。

一行三昧(いちぎょうざんまい)の使い方

健太
僕はこのまま空手にだけ打ち込んでいていいんだろうか。
ともこ
迷っていると、空手も中途半端になるわよ。一行三昧、一つのことに集中することで強くなることが出来るわ。
健太
そうだね。迷わず空手の道を突き進もう。
ともこ
その方がいいわね。万年テストで0点の健太くんには空手の道しか残されていないわ。

一行三昧(いちぎょうざんまい)の例文

例文
  1. 一行三昧、目の前のことに身も心も打ち込むことが大切です。
  2. 一行三昧、一つのことに打ち込めば、迷いや不安がどこかへ消えてゆとりが生まれます。
  3. 一行三昧、余計なことを考えず、今、やるべきことに集中しましょう。
  4. 一行三昧、オリンピック選手のようにゾーンに入ればこっちの勝ちです。
  5. 一行三昧、迷いがあると攻めることが出来ないので、集中して迷いを拭い去りなさい。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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