三拝九拝の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
三拝九拝
【読み方】
さんぱいきゅうはい
【意味】
何度も頭を下げること。何度も頭を下げて敬意や謝意を表すこと。また、手紙の末尾に記して敬意を表す語。
何度もお辞儀をして、お願いするか感謝するんやで。
手紙の最後に書くこともあるんやな、これは、「お願いしたり、ありがとうを言う大切さ」を教えてくれる言葉やね。
【語源・由来】
三拝の礼と九拝の礼。
・三拝は三度の拝礼を示す。仏教では身体活動の身業、言語の役割を持つ口業、心の機能を保つ意業の三業(さんごう)に敬意をもって拝礼する。
・九拝は天皇や目上の人、神官への正しい敬礼。立ったり、左を向いたり、右を向いたりなど9種類の礼をおこなう。中国で定められた礼拝方法「稽首(けいしゅ)」「頓首(とんしゅ)」「空首」「振動」「吉拝」「凶拝」「奇拝」「褒拝」「粛拝」。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・三跪九叩(さんききゅうこう)
・三跪九拝(さんききゅうはい)
・平身低頭(へいしんていとう)
【英語訳】
・bow many times
・fall(get down) on one’s knees
三拝九拝(さんぱいきゅうはい)の解説
「三拝九拝」っていうのは、何回も何回も頭を下げることを表すんだよ。これは、すごく感謝しているとか、とても尊敬しているという気持ちを示すために使うんだ。頭を下げることで、自分が相手を尊重しているとか、感謝しているということを示しているんだよ。
「拝」っていうのは、頭を下げる、つまりおじぎをすることだよ。だから、「三拝九拝」っていう表現は、とても尊敬する人や、感謝しなければならない人に対して、何度も何度もおじぎをすることを表しているんだ。
手紙の最後に「三拝九拝」って書くと、手紙を読んでくれる人に対して敬意を表すんだよ。それは、手紙を読んでくれることに感謝しているとか、その人を尊敬しているという意味になるんだ。
例えば、「三拝九拝して金を借りる」って言うときは、お金を貸してもらうために、何度も何度も頭を下げてお願いすることを表しているんだよ。
三拝九拝(さんぱいきゅうはい)の使い方
三拝九拝(さんぱいきゅうはい)の例文
- 何としてでも我が党にあの元ホームラン王を擁立したい。彼には、けんもほろろに断られているが、三拝九拝、出馬を決意してくれるまでお願いしよう。
- 三拝九拝してお願いしているのだが、兄はまだ遺産相続の状況を教えてくれない。
- あのピッチャーは三拝九拝どころか、百日詣でをして我がチームに来てもらった逸材なのだ。
三拝九拝の文学作品などの用例
- こめかみのかすりきずですんだから、鬢そぎだけでゆるしてやったんだぞ。三拝九拝して消えちまえ。<杉本苑子・玉川兄弟>
何度もお辞儀をするというイメージだね。手紙の終わりに書くこともあるよ。