一将万骨の意味(出典)
【四字熟語】
一将万骨
「一将功成りて万骨枯る」の略。
【読み方】
いっしょうばんこつ
【意味】
上に立つ者だけに功名が与えられ、部下は犠牲にされることのたとえ。一人の将軍が功名を立てるのには、多くの兵卒がその骨を戦場にさらしているという意。「一将功成りて万骨枯る」の略。
あー、それって、大物さんがテレビでかっこよく映ってる背後で、たくさんのスタッフや助けてくれる人たちがいるみたいなもんやな。
でも、その努力や犠牲をないがしろにせんということやね。
みんなの支えや努力を大切にしなアカンってことやんけ!
でも、その努力や犠牲をないがしろにせんということやね。
みんなの支えや努力を大切にしなアカンってことやんけ!
【典拠・出典】
曹松「己亥歳」
一将万骨(いっしょうばんこつ)の解説
カンタン!解説
「一将万骨」という言葉、知ってる?これは、一人の上司やリーダーがすごい成功を収めたり、有名になる裏には、たくさんの人たちが大変な努力や犠牲を払ってきたっていう意味なんだ。
例えば、大将軍が戦で勝ったり、偉いことを成し遂げたとき、その背後にはたくさんの兵士たちが戦って命を落としたり、大変な目に遭っていることがあるんだよ。その兵士たちの努力や犠牲がなければ、大将軍も成功できなかったかもしれないんだ。だから、成功した人の背後には、たくさんの人たちの支えや努力があることを思い出して、感謝しなきゃいけないんだよね。
「将」っていうのは、将軍や上に立つ人のこと。そして、「万骨」は、すごくたくさんの人たちが亡くなった後の骨を意味しているんだ。この言葉のもとになった言葉は、「一将功成りて万骨枯る」で、これは「一人のリーダーが成功するために、たくさんの人たちが犠牲になる」という意味だよ。
この言葉の出所は、曹松という人が書いた「己亥歳」という作品から来ているんだよ。この言葉を知って、一人の成功の背後にあるたくさんの人たちの努力や犠牲を大切に思うことが大事だね。
一将万骨(いっしょうばんこつ)の使い方
アカデミー賞で脚本賞をとった脚本家が、今回の受賞は、脚本をもとに素晴らしい演技をして、素晴らしい撮影をしてくれたみなさんのおかげですってあいさつしていたよ。
そうよねえ。輝かしい賞の裏には、一将万骨の支えてくれている誰かがいるものよね。
そうだね。僕が空手で優勝しても、それは僕の努力だけではなく、食事でサポートしてくれた母さんや、先生のおかげでもあるよね。
そうよー。謙虚な気持ちが大切よ。
一将万骨(いっしょうばんこつ)の例文
- あのバッターのすごい打率の陰には、一将万骨、久保田五十一氏という匠をはじめ多くの人の支えがあることを忘れてはいけない。
- あのアイドルの輝きは、一将万骨のメイク、スタイリスト等、何百人ものスタッフの力が集結した結果です。
- 今回の成功は、一将万骨の社員の協力があったからです。
- 彼は、一将万骨の自分を支えてくれた仲間たちの存在を忘れ、調子に乗ってしまいました。
- 一人の力ではこのメダルは取れなかった、一将万骨のみんなの支えがあったからです。
この言葉は、その犠牲を忘れてはいけないという強い教訓として使われることもあるんだ。