【四字熟語】
一瓢一箪
【読み方】
いっぴょういったん
【意味】
わずかばかりの飲食物。清貧に甘んじる生活のたとえ。
【語源・由来】
一つのひさご(瓢)に入れた飲み物と、一つのわりご(箪)に盛った食物の意から。「論語」雍也 (ようや) より。「賢なる哉回や、一箪の食一瓢の飲、陋巷に在り」
【典拠・出典】
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【類義語】
・一瓢之飲(いっぴょうのいん)
・一簞之食(いったんのし)
一瓢一箪(いっぴょういったん)の使い方
兄さんは、弁護士をやめて農業をやることにしたんだけど、今は研修中で給料が少ないんだ。
農業は自然相手だから、収穫量が定まらなくて大変な仕事よね。
そうなんだけど、一瓢一箪の生活なのに、兄さんの顔は、以前よりもキラキラしているよ。
へえ。うまく軌道に乗ると良いわね。
一瓢一箪(いっぴょういったん)の例文
- 高級ブランドを追い求め心をすり減らして働くよりも、一瓢一箪で心安らかに生きていたい。
- 会社を大きくした父は、財産をすべて僕たちに分け、自分は一瓢一箪の生活をしていますが、楽しんでいるようです。
- 一瓢一箪で、物欲を捨て、ひたすら学問にはげみました。
- 一瓢一箪の生活は、見栄を張る必要が無いので気楽で楽しく自由です。
- 無駄なものをすべて失くし、家はこの世の仮の住まいと考え、一瓢一箪の暮らしをしています。