【四字熟語】
開権顕実
【読み方】
かいごんけんじつ
【意味】
仮の姿であることを打ち明けて、真の姿を明らかにすること。「権」は仮の意、仏教で、三乗(悟りに至る三つの実践の方法)が仮の教えであり、一乗(仏法には一つの真実の教えしかないとする主張)が真実の教えであると打ち明けること。
【語源由来】
「開」は打ち明けること。「顕実」は真実を明らかにすること。
【類義語】
・開三顕一(かいさんけんいち)
・開迹顕本(かいしゃくけんぽん)
開権顕実(かいごんけんじつ)の使い方
日々悩みが尽きないのはなぜだろう。
法華経を読めばいいのよ。開権顕実、法華経の教えを受ければ、すべて等しく究極の法界に帰することができるそうよ。
へえ。そうすればこの苦しみから解放されるのかな?
きっと解放されるに違いないわ。
開権顕実(かいごんけんじつ)の例文
- 開権顕実、法華経にのみ真実が書かれている。
- 開権顕実、法華経だけが悟りに至ることが出来る唯一無二の存在です。
- 開権顕実、法華経に至って初めて真実があきらかにされたと言われています。
- 開権顕実、固定観念を捨て去り、真実をあらわし示すことが必要です。
- 開権顕実、菩薩を求める心があれば、誰しも悟りを得ることが出来ます。