著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

河漢之言【かかんのげん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
河漢之言

【読み方】
かかんのげん

【意味】
言葉が天の川のように果てしなくとりとめのないこと。また虚言(ほら)をいう。

【語源・由来】
「河漢」は天にかかる天の川のこと。

【典拠・出典】
『荘子』逍遥遊

【類義語】
・河漢斯言(かかんしげん)

河漢之言(かかんのげん)の使い方

健太
あっ。まずいぞ。あのおばさんがいるからこの道は通れない。
ともこ
なんで、あのおばさんがいるとこの道を通ることが出来ないの?
健太
あのおばさんに捕まると、河漢之言を延々聞かされるんだ。
ともこ
健太くんは、あのおばさんに気に入られているのね。

河漢之言(かかんのげん)の例文

  1. 彼と二人っきりで、沈黙に耐えかねて、河漢之言をしましたが、何か気の利いた話が出来ればよかったのですが。
  2. 彼の言うことは、河漢之言だと思われていましたが、数十年後事実だったと判明しました。
  3. 私には河漢之言のように聞こえたけれども、ともこちゃんにとっては意味のある話だったようです。
  4. 海の中で竜宮城を見たと河漢之言を発し続けていた彼は、嘘つきと呼ばれています。
  5. 彼と一晩中、星を見ながら河漢之言を交わしました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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