著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

犬馬之歯【けんばのよわい】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
犬馬之歯

【読み方】
けんばのよわい

【意味】
自分の年齢の謙称。

【典拠・出典】
漢書』「趙充国伝」

【類義語】
犬馬之年(けんばのとし)

犬馬之歯(けんばのよわい)の使い方

ともこ
今度の町のお祭りの司会は、やっぱり、健太くんのおじいちゃんにやってもらいたいんだけど。おじいちゃんに聞いてくれた?
健太
それが、おじいちゃんは犬馬之歯を重ねた自分には大したことはできないって言っているんだ。
ともこ
そんなことないのに。良い声をしているから、台本通りにやってくれればいいのよ。
健太
もう一回聞いてみるよ。

犬馬之歯(けんばのよわい)の例文

  1. 犬馬之歯を重ねた私には、こんな大役は無理なので辞退させていただきます。
  2. 犬馬之歯、この年まで結局、何かを成し遂げることなく来てしまった僕がみなさんに教えることは何もありませんよ。
  3. 犬馬之歯を重ねただけだから、こんなお祝いをしてもらうなんてもったいない。
  4. 犬馬之歯を重ねてきただけで、尊敬を得るようなことは何もしていない。
  5. もうすぐ60歳になりますが、犬馬之歯、世の中に杭を残さなかったことが悔いですなあ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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