【四字熟語】
烏之雌雄
【読み方】
からすのしゆう
【意味】
是非や善悪が区別しにくく、判断しにくいこと。
【語源・由来】
烏は雄も雌も色が黒くて判別しにくいという意味から。
【典拠・出典】
『詩経』「小雅・正月」
【類義語】
・撲朔謎離(ぼくさくめいり)
烏之雌雄(からすのしゆう)の使い方
今回の芥川賞は、烏之雌雄だったそうだね。
どれも横並びの作品で、選考が難しかったってコメントが出ていたわね。
へえ。候補にあがった本を全部読んで、比べてみたいなあ。
私の家にあるわよ。貸してあげるわ。
烏之雌雄(からすのしゆう)の例文
- 今回の選挙の立候補者は、決め手になるものがなくて、だれか烏之雌雄を知らんや、とても難しい。
- 息子の同級生が、みんな特徴のない同じ顔に見えて、烏之雌雄というように判別できない。
- あの兄弟は、年子だからよく似ていて、烏之雌雄、区別がつかない。
- この白鳥の中から、オデット姫を探すなんて、だれか烏之雌雄を知らんや、決め手がない。
- 広大な駐車場で、しかも似たような白い大衆車ばかり停まっているので、ここから私の車を探すのは、だれか烏之雌雄を知らんや、時間がかかるでしょう。