【四字熟語】
寒巌枯木
【読み方】
かんがんこぼく
【意味】
世俗を超越して無心の境地にあること。枯れた木と冷たい岩のことで、禅宗では「枯木」「寒巖」を情念を滅却するもののたとえとしていう。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・枯木寒巌(こぼくかんがん)
寒巌枯木(かんがんこぼく)の使い方
この前、健太くんのお兄さんをテレビで見たわよ。
寒巌枯木な顔つきでかしこまっていたでしょう?
ええ。いつも寒巌枯木、冷淡な感じなの?
カメラが回っているから、クールを装っていただけだよ。普段はもっと情味にあふれているよ。
寒巌枯木(かんがんこぼく)の例文
- 冷淡で人情味の無い、あの寒巌枯木のごとき澄まし返った態度、腹が立つ。
- その瞬間、寒巌枯木の高僧のような心境にいたりました。
- 寒巌枯木のような顔をしているけれども、いざという時は情に厚い人なんですよ。
- 健太くんは、寒巌枯木のような顔つきをしているけれども、実のところ惚れっぽいんですよ。
- あんな風に寒巌枯木のような態度をとられたら、誰でもあなたのことを恨めしく思うでしょうに。