【四字熟語】
鬼瞰之禍
【読み方】
きかんのわざわい
【意味】
良いことはえてして水を差すような邪魔が入りやすいということ。または、富み栄えているときに付け上がっていると、周りから妬まれて災いを受けることのたとえ。
【語源・由来】
「瞰」は隙を狙う、もしくは窺うという意味。富裕な家に災いを下そうとして、邪鬼が隙を狙っているという意味から。
【典拠・出典】
『文選』揚雄「解嘲文」
【類義語】
・好事多魔(こうじたま)
・寸善尺魔(すんぜんしゃくま)
鬼瞰之禍(きかんのわざわい)の例文
健太くん。幸せそうね。
あんなかわいい彼女ができたんだもの。幸せだよー。
鬼瞰之禍には気を付けなさいよ。健太くんの彼女はとてもかわいいんだから、嫉妬がすごいことになっているわよ。
・・・気を付けるよ。
鬼瞰之禍(きかんのわざわい)の使い方
- 鬼瞰之禍、宝くじで六億円当たったけれども、それを妬んだ人のせいで不幸な目にあいました。
- 鬼瞰之禍、豪邸を建てたら、ひがんだ人が壁にスプレーで落書きしました。
- 鬼瞰之禍、せっかく出世したのに、妬んだ人からのやっかみがひどくてつらい。
- 鬼瞰之禍がこわいので、彼女ができたことを誰にも言っていない。
- 鬼瞰之禍をおそれて、入学するまで難関校に合格したことを言いませんでした。