著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

客塵煩悩【きゃくじんぼんのう】の意味と使い方や例文(語源由来)

【四字熟語】
客塵煩悩

【読み方】
きゃくじんぼんのう

【意味】
偶発的な汚れ。心を外から汚す煩悩のこと。

【語源・由来】
仏教の言葉で、心の中に初めから煩悩が存在するわけではなく、外からきた旅人の衣服についている塵のように、心に思いがけずに付着するものであるという意味から。「客」は外からやってきた客のこと。

【典拠・出典】

客塵煩悩(きゃくじんぼんのう)の使い方

ともこ
ダイエットをしようと思った時に限って、行列ができるお店で売っているお菓子が家に届いたりするのよ。
健太
客塵煩悩との戦いだね。
ともこ
そうなのよ。私は食欲から解き放たれたいのー。
健太
それはきっと不可能だね。

客塵煩悩(きゃくじんぼんのう)の例文

  1. 客塵煩悩、煩悩は修行すればチリのように落とせるものだと聞き、瞑想をする習慣を付けました。
  2. 誰しも自性清浄心をもち、本来、客塵煩悩を払うことが出来るはずなのだそうです。
  3. 客塵煩悩のような友人の誘いを断り続け、受験に合格しました。
  4. 客塵煩悩の発生源であるテレビを廃棄処分し、誘惑に打ち勝ちました。
  5. 客塵煩悩が積もってしまうと、煩悩の闇にとらわれ、正しい道が見えなくなってしまいます。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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