【四字熟語】
客塵煩悩
【読み方】
きゃくじんぼんのう
【意味】
偶発的な汚れ。心を外から汚す煩悩のこと。
【語源・由来】
仏教の言葉で、心の中に初めから煩悩が存在するわけではなく、外からきた旅人の衣服についている塵のように、心に思いがけずに付着するものであるという意味から。「客」は外からやってきた客のこと。
【典拠・出典】
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客塵煩悩(きゃくじんぼんのう)の使い方
ダイエットをしようと思った時に限って、行列ができるお店で売っているお菓子が家に届いたりするのよ。
客塵煩悩との戦いだね。
そうなのよ。私は食欲から解き放たれたいのー。
それはきっと不可能だね。
客塵煩悩(きゃくじんぼんのう)の例文
- 客塵煩悩、煩悩は修行すればチリのように落とせるものだと聞き、瞑想をする習慣を付けました。
- 誰しも自性清浄心をもち、本来、客塵煩悩を払うことが出来るはずなのだそうです。
- 客塵煩悩のような友人の誘いを断り続け、受験に合格しました。
- 客塵煩悩の発生源であるテレビを廃棄処分し、誘惑に打ち勝ちました。
- 客塵煩悩が積もってしまうと、煩悩の闇にとらわれ、正しい道が見えなくなってしまいます。