【四字熟語】
窮鼠噛猫
「窮鼠猫を噛む」と訓読する。
【読み方】
きゅうそごうびょう
【意味】
弱者でも窮地に追い込まれれば、必死で強者に反撃するというたとえ。
【語源・由来】
猫に追い詰められて、逃げることが出来なくなった鼠は猫に噛みつくという意味から。
【典拠・出典】
『塩鉄論』「詔聖」
【類義語】
・窮鼠噛狸(きゅうそごうり)
・禽困覆車(きんこんふくしゃ)
・困獣猶闘(こんじゅうゆうとう)
窮鼠噛猫(きゅうそごうびょう)の使い方
昨日のドラえもんを見た?
見たわ。びっくりしたわよね。
うん。窮鼠噛猫のように、いじめられっ子ののび太くんが、ドラえもんの力を借りないでジャイアンに仕返ししたからね。
あれは伝説に残る放送回になるわよね。
窮鼠噛猫(きゅうそごうびょう)の例文
- 窮鼠噛猫と言うでしょう、あんまり彼を追い詰めると痛い目にあうわよ。
- いつも姉に喧嘩でかなわない妹が、窮鼠噛猫、姉にかみついて、姉を泣かしました。
- 窮鼠噛猫、社員を安くこきつかっていたら、ストライキを起こされました。
- 窮鼠噛猫、高圧的な態度をとりすぎたようで、生徒たちが授業をボイコットしました。
- 窮鼠噛猫、パワハラに耐えかねた社員が上司を殴るという事件が起きました。