著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

九腸寸断【きゅうちょうすんだん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
九腸寸断

【読み方】
きゅうちょうすんだん

【意味】
非常につらく悲しい思いのこと。

【語源・由来】
「九腸」は腸全体のこと。 「寸断」は細かくたくさんに切ること。内臓がばらばらに千切れるような、つらい悲しみという意味から。

【典拠・出典】

【類義語】
・断腸之思(だんちょうのおもい)
母猿断腸(ぼえんだんちょう)

九腸寸断(きゅうちょうすんだん)の使い方

ともこ
健太くん。彼女と別れたんですって?あんなに良い子なのに何で別れたのよ。
健太
九腸寸断の思いで別れることにしたんだ。彼女に僕はふさわしくない。
ともこ
そんなの初めからわかっていたことじゃないの。彼女を苦しめるようなことをしてはいけないわ。いますぐ謝ってきなさい!
健太
九腸寸断の思いで決断したのに・・・。

九腸寸断(きゅうちょうすんだん)の例文

  1. 九腸寸断の思いで断捨離を決行し、思い出の品を捨てました。
  2. 愛犬が死んだ悲しみで九腸寸断しそうだ。
  3. 私のアパートでは猫は飼えないので、捨て猫をこの場に置いていかなくてはいけないことに九腸寸断の思いでした。
  4. 他県に異動の辞令が出たので、九腸寸断の思いでこの町を離れました。
  5. 健太くんの急な訃報を聞き、九腸寸断する。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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