【四字熟語】
鏡花水月
【読み方】
きょうかすいげつ
【意味】
はかない幻のたとえ。目には見えるが、手に取ることのできないもののたとえ。また、感じ取れても説明できない奥深い趣のたとえ。詩歌・小説などの奥深い味わいのたとえ。
【語源・由来】
水に映る月と鏡に映る花という意味で、目で見ることは出来るが、実際に手に取ることが出来ないということから。
【典拠・出典】
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【類義語】
・水月鏡花(すいげつきょうか)
・水月鏡像(すいげつきょうぞう)
鏡花水月(きょうかすいげつ)の使い方
昨日、夢の中で亡くなったおじいちゃんに会ったんだ。
へえ。お話はできたの?
おじいちゃんに駆け寄って話しかけたかったんだけど、鏡花水月のように、触れたら消えてしまいそうで、遠くから手を振ったら、手を振り返してくれたよ。
健太くんのおじいちゃんを愛する気持ちは伝わったと思うわ。
鏡花水月(きょうかすいげつ)の例文
- 虹のたもとに行きたくて、走って虹を追いかけたけれども、鏡花水月のように虹のたもとにたどり着くことはできなかった。
- ともこちゃんはとても幻想的に美しく、鏡花水月のように、触れたら消えてしまいそうでした。
- この詩は、鏡花水月、心にひびく奥が深い詩です。
- この小説は、鏡花水月のように、言葉では簡単に言い表せない深い味わいがあります。
- この作品の意図は何かと聞いたら、鏡花水月、心で感じてと言われました。