著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

鏡花水月【きょうかすいげつ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
鏡花水月

【読み方】
きょうかすいげつ

【意味】
はかない幻のたとえ。目には見えるが、手に取ることのできないもののたとえ。また、感じ取れても説明できない奥深い趣のたとえ。詩歌・小説などの奥深い味わいのたとえ。

【語源・由来】
水に映る月と鏡に映る花という意味で、目で見ることは出来るが、実際に手に取ることが出来ないということから。

【典拠・出典】

【類義語】
水月鏡花(すいげつきょうか)
・水月鏡像(すいげつきょうぞう)

鏡花水月(きょうかすいげつ)の使い方

健太
昨日、夢の中で亡くなったおじいちゃんに会ったんだ。
ともこ
へえ。お話はできたの?
健太
おじいちゃんに駆け寄って話しかけたかったんだけど、鏡花水月のように、触れたら消えてしまいそうで、遠くから手を振ったら、手を振り返してくれたよ。
ともこ
健太くんのおじいちゃんを愛する気持ちは伝わったと思うわ。

鏡花水月(きょうかすいげつ)の例文

  1. 虹のたもとに行きたくて、走って虹を追いかけたけれども、鏡花水月のように虹のたもとにたどり着くことはできなかった。
  2. ともこちゃんはとても幻想的に美しく、鏡花水月のように、触れたら消えてしまいそうでした。
  3. この詩は、鏡花水月、心にひびく奥が深い詩です。
  4. この小説は、鏡花水月のように、言葉では簡単に言い表せない深い味わいがあります。
  5. この作品の意図は何かと聞いたら、鏡花水月、心で感じてと言われました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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