【四字熟語】
一簣之功
【読み方】
いっきのこう
【意味】
仕事を完遂する間際の最後の努力。最後のひとふんばり。また、仕事を完成するために重ねるひとつひとつの努力にもいう。「簣」は土を乗せて運ぶ道具の意。もっこ。もっこ一ぱいの土。
【語源・由来】
山を為ること九仞、功を一簣に虧く。
【典拠・出典】
『書経』旅獒
【類義語】
・九仞之功(きゅうじんのこう)
一簣之功(いっきのこう)の使い方

健太くん。一簣之功よ。がんばれー。

よいしょっと。あと頭を乗せるだけだね。

ええ。長い道のりだったわね。最後の仕上げは慎重にね。

うん。よいしょっと。やっとできた。大きな雪だるまが完成したよ!
一簣之功(いっきのこう)の例文
- 受験まであと一か月、一簣之功が合否を分けると思います。
- 何度も何度も会議を重ね、みんなの一簣之功でこの企画が成功しました。
- 残り百メートルのところで一簣之功をみせ、優勝することが出来ました。
- 一簣之功、山のぼりは、一歩一歩の積み重ねによって登頂できるものです。
- 一簣之功、長い年月をかけて積み重ねた努力が今の成功へと導いてくれました。