【四字熟語】
桂玉之艱
【読み方】
けいぎょくのかん
【意味】
よそから物価の高い都会に来て、生活難に悩みながら暮らすことのたとえ。また、都会に出てきて苦学することのたとえ。
【語源・由来】
中国戦国時代、遊説家の蘇秦が楚の威王と会うために楚を訪れたが三か月も待たされた。その間、物価高に悩まされ、威王と面会したとき、「食べ物は宝玉よりも高く、薪は香木よりも高い」と嘆いたという。
【典拠・出典】
『戦国策』「楚策」
【類義語】
・桂玉之地(けいぎょくのち)
・食玉炊桂(しょくぎょくすいけい)
・都門桂玉(ともんけいぎょく)
桂玉之艱(けいぎょくのかん)の使い方
兄さんが、四月から東京で大学生活を送っているんだ。
楽しんでるかしら?
桂玉之艱だって言っていたよ。何でも手に入るけど、何でも高いんだって。
それは、便利なんだか不便なんだかわからないわね。
桂玉之艱(けいぎょくのかん)の例文
- 桂玉之艱を味わってまで、東京で学ぶ価値があるのだろうか。
- 苦労して受験戦争に勝った後は、都会での桂玉之艱との戦いでした。
- 都会での学生生活は桂玉之艱だったので、アルバイトと勉強で忙しく、青春を満喫する暇はありませんでした。
- 東京は、家賃が異常に高くて、桂玉之艱だったので、想像したほど楽しい学生時代ではなかったです。
- 都会では、桂玉之艱だったので、お金を使わないようあまり外出せず家にいました。