著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

孫康映雪【そんこうえいせつ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
孫康映雪

【読み方】
そんこうえいせつ

【意味】
苦学することのたとえ。晋の孫康が雪明かりで読書したこと。

【語源・由来】
孫康は家が貧しくて灯油が買えなかったので月の照らす雪あかりで勉強した故事。

【典拠・出典】
『初学記』二引「宋斉語」

【類義語】
蛍雪之功(けいせつのこう)
車胤聚蛍(しゃいんしゅうけい)
蛍窓雪案(けいそうせつあん)
苦学力行(くがくりっこう)
蛍窓雪案(けいそうせつあん)
車蛍孫雪(しゃけいそんせつ)

孫康映雪(そんこうえいせつ)の使い方

健太
おじいちゃんは若いころ、孫康映雪を経験してきたから、とても我慢強いよ。
ともこ
お金持ちしか自由に学ぶことができなかった時代で、貧しい人が学ぶには我慢と努力が必要だったものね。
健太
学べるってことはありがたいことなんだぞっておじいちゃんにいつも言われているんだ。
ともこ
それなのになんで健太くんは、いつもテストで0点なんでしょうね。

孫康映雪(そんこうえいせつ)の例文

  1. 孫康映雪の日々の果てにつかんだ栄光は、かけがえのないものでした。
  2. 貧しい境遇に負けないで孫康映雪に励み、この大学に入学し先生に会えてよかったです。
  3. 家が貧乏だからとあきらめないで、奨学金や助成金を利用して孫康映雪に励もうじゃないか。
  4. 家庭教師がいたともこちゃんより、孫康映雪を積んだ健太くんのほうが成績が良かった。
  5. 孫康映雪の日々はつらかったけれども、成功した今はあの日々に感謝することができます。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。