著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

十風五雨【じゅうふうごう】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
十風五雨

【読み方】
じゅうふうごう

「じっぷうごう」とも読む。

【意味】
十日に一度風が吹き、五日に一度雨が降る。農業に最適な気候のこと。農作物の生育にとって順調な天候のこと。また、万事、平穏なこと。

【典拠・出典】
論衡』「是応」

【類義語】
五風十雨(ごふうじゅうう)

十風五雨(じゅうふうごう)の使い方

健太
暑い。毎日暑いよ。ともこちゃん。とけてなくなってしまいそうだよ。
ともこ
本当ね。草花も元気がないわ。
健太
十風五雨くらいが生き物全てにちょうどいいよ。今年は異常だよ。
ともこ
人間が便利さを追い求めた結果だから自業自得だけど、他の生き物にとっては迷惑な話よね、何とかならないかしら。

十風五雨(じゅうふうごう)の例文

  1. 世の中が十風五雨で、きっと総理も暇であくびをしていることでしょう。
  2. 十風五雨だから、今年は豊作に違いないです。
  3. もしかしたら人類史上初めて、世界中が十風五雨、紛争も内戦も、もちろん戦争もありません。
  4. 十風五雨を祈る神事を行わないと、このままでは干上がって、すべての農作物がだめになってしまいます。
  5. ここは年中、十風五雨の気候なので、農業に適していると思います。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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