【四字熟語】
狐裘羔袖
【読み方】
こきゅうこうしゅう
【意味】
全体は立派だが細部に問題があること。「狐裘にして羔袖す」とも読む。
【語源・由来】
「狐裘」は子狐の脇の下にある高級な毛皮で作った皮衣を指す。「羔袖」は子羊の皮で作った安物の袖を指す。高級な皮衣に安物の袖をつけるということから、全体として立派だがよく見れば多少の難があるというたとえ。
【典拠・出典】
『春秋左氏伝』「襄公一四年」
【類義語】
・白璧微瑕(はくへきのびか)
狐裘羔袖(こきゅうこうしゅう)の使い方
ともこちゃん。夏休みの宿題の読書感想文が出来たよ。読んでみて。
うーん。狐裘羔袖ね。あと少しなおしたら賞を取ることが出来そうよ。
本当?賞を取ることが出来るならがんばってなおすよ。
げんきんな子ねえ。
狐裘羔袖(こきゅうこうしゅう)の例文
- 狐裘羔袖、この絵には何かが足りない、その何かがわからない。
- 狐裘羔袖、このマンションは立派で気に入っているけれども、日当たりだけが気に入らない。
- 狐裘羔袖、このワンピースは素敵で完璧に近いのに、丈が長すぎるのが難点よね。
- 狐裘羔袖、健太くんが書いた絵は素晴らしかったのに、猫がいたずらして足跡が付いてしまったのが残念ですね。
- 狐裘羔袖、状態は素晴らしいのですが、この本に添付されていたはずの資料が残っていれば、高く買い取ることが出来たのですが。