【四字熟語】
狐死兎泣
【読み方】
こしときゅう
【意味】
仲間の不幸を悲しむこと。または同類の不幸を憐れむこと。「狐死して兎泣く」とも読む。
【語源・由来】
「狐」と「兎」は徳の低い人、悪人のたとえ。悪人同士が悲しみ合うことをいう。
同じ山にすんでいたキツネが人間に捕らえられると、ウサギたちが今度は自分たちの番かと悲しむ意から。
【典拠・出典】
『宋史』「反臣・李全伝」
狐死兎泣(こしときゅう)の使い方
おじいちゃんの友達が亡くなってから、おじいちゃんが元気がなくなったんだ。
さみしいのかしら?
それもあると思うけど、狐死兎泣、同じ年だったから、死が身近に感じられたんだと思うよ。
健太くんのおじいちゃんはいつまでも元気なつもりだったから、同い年の友達が亡くなって衝撃だったんでしょうね。早く元気になってくれると良いわね。
狐死兎泣(こしときゅう)の例文
- 同じ脳内レベルの友人が、赤点をとって試合出場停止になったので、狐死兎泣、僕も同じ道を歩むのかと泣きました。
- 同僚に転勤の辞令が出たので、狐死兎泣しました。
- 友人がレギュラーから外されたので、同じレギュラーの僕は、狐死兎泣しました。
- 隣町の本屋が閉店したので、同じ本屋として狐死兎泣しました。
- ライバルの漫画家がスランプに陥って原稿を落としましたが、彼の今の気持ちがよくわかり、狐死兎泣しました。