著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

虎穴虎子【こけつこし】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
虎穴虎子

【読み方】
こけつこし

【意味】
危険を冒さなければ功名は立てられないということ。「虎穴入らずんば虎子を得ず」を略した言葉。

【語源・由来】
「虎子」は虎が大切に子どもを育てるということから、大切にしているもののたとえ。虎のすみかの穴に入る勇気がなければ、虎の子どもは捕らえられないという意味から。

【典拠・出典】
後漢書』「班超伝」

【類義語】
・虎口抜牙(ここうばつが)
驪竜之珠(りりょうのたま)

虎穴虎子(こけつこし)の使い方

ともこ
健太くん。慎重なのはいいことだけど、やってみないとわからないこともあるわよ。
健太
やってみて後悔したらどうするんだよ。
ともこ
後悔するかもしれないけれども、その先に喜びが待っているかもしれないわよ。虎穴虎子、まだ見ぬ喜びを得るためにやってみましょう。
健太
うーん。・・・あっ。確かにジェットコースターって楽しいかもー!

虎穴虎子(こけつこし)の例文

  1. あの組織の秘密を探るために、虎穴虎子、組織に潜入しました。
  2. 何もしないでいたら倒産を待つだけ、虎穴虎子、新しい事業にチャレンジしよう!
  3. 虎穴虎子の気概で、関西地方の電力不足を解消するために不可能と言われた黒部ダムの工事が始まりました。
  4. 虎穴虎子、リスクを無視してやってみよう。
  5. 虎穴虎子の気持ちは大事だけれども、無鉄砲だと失敗しますよ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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