【四字熟語】
牛頭馬頭
【読み方】
ごずめず
【意味】
地獄にいるという獄卒(地獄で罪人を責めさいなむ鬼)のこと。また、地獄の獄卒のように情け容赦のない人のこと。
【語源・由来】
仏教のことば。獄卒は頭が牛や馬の形で、からだは人間の形をしていることから。
【典拠・出典】
『大智度論』
牛頭馬頭(ごずめず)の使い方
ともこちゃん。夏休みが終わってしまうよ。宿題がたくさん残っているんだ。手伝ってくれないかな?
自分の力でできないなら、先生に白紙のまま出して怒られればいいんだわ。
ともこちゃんは、牛頭馬頭、冷血人間だあ。
何を言っているの。宿題を手伝ったら健太くんのためにならないじゃないの。これは優しさよ。
牛頭馬頭(ごずめず)の例文
- 新しい監督は、地獄の番人、牛頭馬頭のように情け容赦なくしごいてきます。
- 牛頭馬頭の獄卒に追われる夢を見ましたが、何か悪いことでもしたのでしょうか。
- 閻魔大王の眷属である牛頭馬頭の像が飾られています。
- 健太くんのような素直ないい人を苦しめるなんて、君は牛頭馬頭、悪逆非道な人間だなあ。
- 年金暮らしの老人からお金をだまし取るなんて、振り込め詐欺の首謀者は牛頭馬頭だ。