著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

牛頭馬頭【ごずめず】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
牛頭馬頭

【読み方】
ごずめず

【意味】
地獄にいるという獄卒(地獄で罪人を責めさいなむ鬼)のこと。また、地獄の獄卒のように情け容赦のない人のこと。

【語源・由来】
仏教のことば。獄卒は頭が牛や馬の形で、からだは人間の形をしていることから。

【典拠・出典】
大智度論

牛頭馬頭(ごずめず)の使い方

健太
ともこちゃん。夏休みが終わってしまうよ。宿題がたくさん残っているんだ。手伝ってくれないかな?
ともこ
自分の力でできないなら、先生に白紙のまま出して怒られればいいんだわ。
健太
ともこちゃんは、牛頭馬頭、冷血人間だあ。
ともこ
何を言っているの。宿題を手伝ったら健太くんのためにならないじゃないの。これは優しさよ。

牛頭馬頭(ごずめず)の例文

  1. 新しい監督は、地獄の番人、牛頭馬頭のように情け容赦なくしごいてきます。
  2. 牛頭馬頭の獄卒に追われる夢を見ましたが、何か悪いことでもしたのでしょうか。
  3. 閻魔大王の眷属である牛頭馬頭の像が飾られています。
  4. 健太くんのような素直ないい人を苦しめるなんて、君は牛頭馬頭、悪逆非道な人間だなあ。
  5. 年金暮らしの老人からお金をだまし取るなんて、振り込め詐欺の首謀者は牛頭馬頭だ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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