【四字熟語】
走馬看花
【読み方】
そうばかんか
【意味】
物事の表面だけ見て、本質を理解しないこと。うわべの理解だけで、満足していること。
【語源・由来】
もとは科挙(官吏登用試験)に合格した者が馬を走らせ、得意げに都の花を見て回ったことをいう。
「走馬」は馬を走らせること。「看花」は花を見ること。
【典拠・出典】
孟郊「登科後」
走馬看花(そうばかんか)の使い方
うーん。なかなかうまく花の絵を描くことが出来ないなあ。
走馬看花、花のことを理解していないからよ。
なるほど。花のことをもっと知れば良いんだね。確かに、先生に与えられたから描いていただけで、興味を持って見ていなかったよ。
興味を持って花を描いたら、とても素晴らしい絵になると思うわ。
走馬看花(そうばかんか)の例文
- 一夜漬けでその場しのぎの勉強をしていては、走馬看花、勉強を本当に理解したとは言えません。
- 走馬看花、観察力が足りないと初動捜査に遅れが生じますよ。
- 外見だけで人を好きになっては、走馬看花、その恋は、長続きしませんよ。
- 作曲家の生き方を知らないと、走馬看花、人を感動させる演奏はできません。
- 走馬看花、表面的な華やかさだけ見て、内情が大変なことを知らない。