【四字熟語】
焚琴煮鶴
【読み方】
ふんきんしゃかく
【意味】
琴を焼いてつるを煮る意で、殺風景なこと。また、風流心のないことのたとえ。
【語源・由来】
「焚」は焼く意。
【典拠・出典】
『義山雑纂』李商隠「殺風景」
【類義語】
・清泉濯足(せいせんたくそく)
・背山起楼(はいざんきろう)
焚琴煮鶴(ふんきんしゃかく)の使い方
ともこちゃんの部屋を初めて見たよ。意外と焚琴煮鶴なんだね。
そうかしら?
うん。女の子の部屋って、もっとぬいぐるみがたくさんあったり、ひらひらきらきらしているものだと思っていたよ。
私はそういうものに興味が無いから、机と本棚しかない焚琴煮鶴な部屋なのよ。
焚琴煮鶴(ふんきんしゃかく)の例文
- 焚琴煮鶴、無味乾燥な空間が、ともこちゃんの手にかかると素晴らしい空間へと変貌しました。
- ともこちゃんが部屋にいると、焚琴煮鶴な部屋も華やかに明るくなります。
- おじいちゃんが丹精込めて育てていた松の木を切ってしまうと、庭は急に焚琴煮鶴になりました。
- この町は、どこを向いてもコンクリートのビルばかりで焚琴煮鶴です。
- 焚琴煮鶴である私には、ともこちゃんが書いた「書」の良さが理解できませんでした。