【四字熟語】
池魚之禍
【読み方】
ちぎょのわざわい
【意味】
なんの関わりも無いのに、とんだ災難に巻き込まれること。また、巻き添えで無実の罪に問われること。
【語源・由来】
池に投げ込まれた宝玉を探すため、池の水をさらったので魚が死んでしまったという話から。
また一説に、城内が火事で焼け、消火に池の水を使ったため魚が死んでしまったことからもいう。
【典拠・出典】
『太平御覧』「風俗通」,『太平広記』「水族」,『呂氏春秋』「必己」
【類義語】
・殃及池魚(おうきゅうちぎょ)
池魚之禍(ちぎょのわざわい)の使い方
健太くん。池魚之禍だわ。私は、何もしていないのに、何で健太くんと一緒に走って逃げているの?
巻き込んでしまってごめんねー。でも説明している暇はないんだ。がんばって逃げてー。
あとで、ちゃんと説明してもらいますからね。
追いかけてくる人より、ともこちゃんの方がこわいかも。
池魚之禍(ちぎょのわざわい)の例文
- 夫婦喧嘩に巻き込まれるなんて、池魚之禍だ。
- 火元に気を付けていたのに、階下の火事に巻き込まれるなんて池魚之禍です。
- 健太くんのせいで私まで先生に怒られるなんて、池魚之禍、迷惑な話です。
- 池魚之禍、ちゃんと横断歩道を渡っていたのに、よそ見していた車にはねられました。
- 自分が気を付けていても、池魚之禍といように、誰かの不注意でけがをすることもあります。