著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

拳拳服膺【けんけんふくよう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
拳拳服膺

【読み方】
けんけんふくよう

【意味】
人の教えや言葉などを、心にしっかりと留めて決して忘れないこと。両手で物を大切にささげ持って胸につける意から。

【語源・由来】
「拳拳」は両手でうやうやしく捧げ持つ形容。「服膺」は胸にくっつけることから、よく心に留めること。「服」はつける意。「膺」は胸の意。

【典拠・出典】
中庸』「八章」

【類義語】
銘肌鏤骨(めいきるこつ)
・銘心鏤骨(めいしんるこつ)

拳拳服膺(けんけんふくよう)の使い方

ともこ
健太くん。急に勉強を頑張り始めたわね。どうしたの?
健太
先日亡くなったおじいちゃんの遺言を拳拳服膺して、勉強を頑張ることにしたんだ。
ともこ
なんて言われたの?
健太
おじいちゃんみたいに病気で苦しんでいる人を治すことが出来る医者になってくれって言われたんだ。僕、がんばる!

拳拳服膺(けんけんふくよう)の例文

  1. 先生が僕のために言ってくれた言葉を拳拳服膺しています。
  2. 四字熟語ってとてもいい言葉ばかりだ、拳拳服膺しよう。
  3. 今の言葉はメモして拳拳服膺するべきです。
  4. 先生に言い含められたことを拳拳服膺したおかげで幾度も救われました。
  5. 父の遺言を拳拳服膺し、社員のために会社をもっと大きくしてみせます。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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