【四字熟語】
敲金撃石
【読み方】
こうきんげきせき
【意味】
「金を敲き石を撃つ」とも読み、詩や文章の音の響きやリズムが美しいことのたとえ。
【語源・由来】
「敲金」は鐘などの金属の打楽器を敲くこと。「撃石」は磬などの石の打楽器を打つこと。もとは、中国唐の時代、文人の韓愈(かんゆ)が、張籍(ちょうせき)という人の詩をほめたたえたことば。
【典拠・出典】
韓愈「代張籍与李浙東書」
【類義語】
・敲金戛玉(こうきんかつぎょく)
・吹竹弾糸(すいちくだんし)
敲金撃石(こうきんげきせき)の使い方
谷川俊太郎の「かっぱ」という詩を知っている?
うん。知っているよ。かっぱかっぱらったかっぱらっぱっかっぱらったでしょう?
敲金撃石よね。うまく韻を踏んでいるし、良いリズムよね。
こういう詩を作ることが出来たら、女の子にもてるようになるかなあ。
敲金撃石(こうきんげきせき)の例文
- たった17文字ですべてを表現しきらなくてはいけない俳句は、敲金撃石で日本の宝です。
- マザーグースの歌は、英文で読むと敲金撃石であることに気がつきますよ。
- ミスチルの歌は、敲金撃石が多く、言葉遊びの天才と言われています。
- ラップは韻を踏んでいるけれども、敲金撃石だとは思えません。
- 敲金撃石な詩を作るには、言葉のセンスが必要ですよね。