著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

秋毫之末【しゅうごうのすえ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
秋毫之末

【読み方】
しゅうごうのすえ

【意味】
ほんの少し。ごく小さい微細なものをいう。

【語源・由来】
「秋毫」は秋に生えかわって出てくる動物の細い毛、「末」はその細い毛の末端のこと。転じて、きわめてわずかという意味。

【典拠・出典】
孟子』「梁恵王・上」

秋毫之末(しゅうごうのすえ)の使い方

健太
ともこちゃん。すごいよね。顕微鏡を使えば秋毫之末のようなものも見ることができるようになるんだから。
ともこ
すごい道具よね。これのおかげで、細菌やウィルスを発見して医療が発展したんだから。
健太
ドラえもんのひみつ道具みたいだよね。
ともこ
昔の人にとってはそうだったかもしれないわね。

秋毫之末(しゅうごうのすえ)の例文

  1. 秋毫之末を落としてしまって、今探しているのですが、見つけるのは至難の業です。
  2. インフルエンザのウィルスは、秋毫之末なのに、人の命を危険に陥れるんだから、パワーは強大です。
  3. アフリカ出身の彼は視力が11.0で秋毫之末でもよく見えるそうです。
  4. この毒は、秋毫之末でも多くの人の命を奪う危険があるから、取扱いには気を付けてね。
  5. 秋毫之末ほども健太くんに好意を持っていません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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