【四字熟語】
向上機縁
【読み方】
こうじょうのきえん
【意味】
天に昇る機会。
【語源・由来】
「向上」は天に向かうという意味から、昇天するという意味。「機縁」は機会、おりという意味。
【典拠・出典】
『桃花扇』「入道」
向上機縁(こうじょうのきえん)の使い方
健太くん。何をぼんやりしているの?ぼんやりしていると、死んだときにお迎えが来たことに気がつかないで、向上機縁を失うわよ。
はっ。それは困る。でも、そもそも天国に行けるかな?
健太くんは日ごろの行いが悪いからね。
鬼が迎えに来たら、ぼんやりして気がつかないふりをすることにしよう。
向上機縁(こうじょうのきえん)の例文
- 向上機縁を逸したくないので、延命措置はせず天命にまかせてください。
- この世に未練を残して、向上機縁を逃さない様に、笑顔で故人を見送ります。
- 日ごろから善い行いを心掛けていたので、向上機縁を得て天国の門をくぐることが出来ました。
- 毎日ともこちゃんを泣かせているようでは、向上機縁を得ることはかないませんよ。
- 毎日神様に手を合わせ、謙虚に生きてきたおかげで向上機縁を得たようで、天使が今、迎えに来てくれました。