【四字熟語】
亢竜有悔
「亢竜悔い有り」とも読む。
【読み方】
こうりょうゆうかい
【意味】
きわめて高い地位にあるもの、栄達をきわめた者は、失敗をするおそれがあることを戒める言葉。
【語源・由来】
天上にのぼりつめた竜は、くだるほかはないことを後悔するという意味。「亢竜」はのぼりつめて得意な竜のこと。「亢」はきわめるという意味。
【典拠・出典】
『易経』「乾卦」
亢竜有悔(こうりょうゆうかい)の使い方
この前の空手の大会で優勝したんだ!僕がチャンピオン!誰も僕にはかなわないんだ。
健太くん。亢竜有悔という言葉を知っている?調子に乗っていると痛い目にあうわよ。
僕は無敵だから大丈夫!
その過信がだめなのよ。
亢竜有悔(こうりょうゆうかい)の例文
- バブルの時期にウハウハだった人が、亢竜有悔というように、バブル崩壊で落ちぶれてしまったという話がたくさんありました。
- あの富豪のIT社長が、まさに亢竜有悔、借金で苦しんでいるそうです。
- 亢竜有悔というように、何事もいつかは転落する、さらば退く時期を察するべきです。
- 栄枯盛衰、亢竜有悔、いつまでも好景気は続かないよ。
- 亢竜有悔、華やかで富の象徴だった百貨店ももうだめですね。