【四字熟語】
刻舟求剣
「船に刻みて剣を求む」とも読む。
【読み方】
こくしゅうきゅうけん
【意味】
時勢の推移を知らず、古い考えや習慣を固守する愚かさのたとえ。
【語源・由来】
中国の春秋時代、楚の人が舟で川を渡っているときに水中に剣を落とし、あとで探すときの目印に剣の落ちた船べりに刻みのしるしをつけ、のちに水中に入って探したという故事から。
【典拠・出典】
『呂氏春秋』「察今」
【類義語】
・旧套墨守(きゅうとうぼくしゅ)
・守株待兎(しゅしゅたいと)
刻舟求剣(こくしゅうきゅうけん)の使い方
空手部の顧問が、今時、精神論を押し付けてくるんだよね。
根性でなんとかなるって?星飛馬の時代ね。刻舟求剣だわ。
何とかしてくれないかな。
部員みんなの署名を集めて校長先生に訴えるしかないわね。
刻舟求剣(こくしゅうきゅうけん)の例文
- 父さんの時代に通じたやり方は、刻舟求剣、今の時代では通じないよ。
- 長男が相続するべきだなんて、刻舟求剣で、優秀な人が相続するべきです。
- こわくて直接上司に言うことはできないけれども、上司のやり方は古くて、刻舟求剣だと思うんです。
- そんなの刻舟求剣だ、もっとITを駆使した新しいやり方で効率化すべきです。
- 百貨店には生き残るために刻舟求剣からの脱却が求められています。