【四字熟語】
黒貂之裘
【読み方】
こくちょうのきゅう
【意味】
非常に高価なもののたとえ。
【語源・由来】
「黒貂」は黒い貂(イタチ科の動物)のこと。「裘」は皮ごろもの意味。貂の毛皮は皮ごろもに、尾は冠の飾りに用い、珍重された。
【典拠・出典】
『戦国策』「趙策」
黒貂之裘(こくちょうのきゅう)の使い方
校長先生の部屋の掃除をしていた時にふざけていたら、花瓶を割ってしまったんだ。
あの花瓶を?黒貂之裘だと校長先生が自慢していたやつでしょう?
そうなんだ。一生かかっても弁償できないよ。
掃除中にふざける健太くんが悪いんだけど、そんなものを学校に置いておく校長先生も悪いわよね。
黒貂之裘(こくちょうのきゅう)の例文
- ただの石ころだと思っていたら、これが隕石で黒貂之裘だそうです。
- いたずら書きと思い捨てたら、有名なミュージシャンが書いたものでオークションに出せば黒貂之裘だった。
- 宝石は、黒貂之裘なので銀行の貸金庫に入れてあります。
- このコートは黒貂之裘だったのに、虫に食われて穴が開いてしまった。
- 火事で黒貂之裘である貴重な絵がたくさん焼失してしまいました。