【四字熟語】
国歩艱難
【読み方】
こくほかんなん
【意味】
国勢が振るわず、国家の運命が危ういこと。
【語源・由来】
「国歩」は国の歩み、国家の命運のこと。「艱難」は難儀すること、苦しむこと。内憂外思がしきりにおこって、国が危うくなるという意味。
【典拠・出典】
『詩経』「大雅・桑柔」
国歩艱難(こくほかんなん)の使い方
今の日本は、国民の27%、おおよそ四人に一人が高齢者なんだって。
それは国歩艱難ね。
でもさあ、昔より若くて元気な、若者を支えてくれそうな高齢者が多いよね。
確かにそうね。そんなに暗い話じゃないのかもしれないわね。
国歩艱難(こくほかんなん)の例文
- 日本の赤字は1000兆円で、国民一人当たり約830万円の借金を背負っているだなんて、国歩艱難だなあ。
- 国歩艱難を極めている今、国民全員で痛みを分け合い、美しい国日本を目指しましょう。
- 飢饉が続き、しかも黒船が来航し開国を求められ、国歩艱難を極めています。
- 内乱が絶えず、国歩艱難の時、我々民衆の前に救世主健太くんが現れたのです。
- 一部官僚によって、税金の無駄遣いや横領が横行し、日本を国歩艱難へと導きました。